【クリスタ初心者12】レイヤーマスクの使い方は？

レイヤーマスクの使い方

「レイヤーマスク」は、デジタルならではの技である「マスク」の１つです。

選択範囲を作ってから使うことが多いですが、レイヤーマスクをかけてから使ったりと、様々な使い方があります。

レイヤーマスクは、描くことでマスクをして、消すことでマスクを解除するという、ちょっと混乱してしまう仕様になっています。使い慣れれば大丈夫です。

はみ出さずに色を塗るには（フォルダーを使う方法）

影や光を付けたい時に、フォルダーを作ってレイヤーマスクを使います。はみ出さないのと、何枚もレイヤーを足して描くことができます。

手順

まずは、レイヤーを分けた、線画と、色を塗り足していきたい場所をあらかじめ塗ってある絵を描きます

※今回は色を塗ったものを用意しましたが、線画だけ描いて、ツール「自動選択」で選択範囲をつくることでも出来ます。

1．フォルダーの中に、色を付けたレイヤーをいれます

2．色のついたレイヤーのサムネイル（レイヤーの名前の横の小さい画像）を、キーボードの ctrl を押しながら、クリックします

または、色を付けたい場所をツール「自動選択」などで、選択範囲を作成します。

3．画像が「選択範囲」になるので、必ずフォルダーのレイヤーを選択してから「レイヤーマスクを作成」のアイコンをクリックします

4．フォルダーの中に、ラスターレイヤーをどんどん足していき色を塗り重ねます

フォルダーにマスクをつけたので、フォルダーの中のレイヤーは全て同じマスクがかかります。

同じ場所にどんどん色を重ねたい時に便利です。

はみ出さずに色を塗るには（レイヤーに直接作る方法）

レイヤーに直接「レイヤーマスク」を付けることもできます。

※マスクをする時と絵を書き足す時に、サムネイルで切り替える必要があるので、間違えないよう注意が必要です。

手順

1. 色を塗ってあるレイヤーのサムネイルを、 ctrl を押しながら、クリックします
2. レイヤーを選択して、「レイヤーマスクを作成」をクリックします
3. マスクをする時は、右のマスクのサムネイルをクリックします。消しゴムを使って、マスクをかけます
4. 絵を書き足す時は、左の絵のサムネイルをクリックして書き足してください

マスクを非表示にする

レイヤーパレットの上にある「マスクを有効化」のアイコンをクリックすると、「マスクの有効化」と「マスク範囲を表示」が出てきます。

「マスクの有効化」をクリックして、レ点のチェックを付けることで、レイヤーのサムネイルに赤い×が付きます。

マスク範囲を表示する

レイヤーパレットの上にある「マスクを有効化」のアイコンをクリックすると、「マスクの有効化」と「マスク範囲を表示」が出てきます。

「マスク範囲を表示」をクリックして、レ点のチェックを付けることで、マスクされている部分が紫色で表示されます。

マスクされている場所を確認しながら描くことができます。

部分的に隠して、物を持たせたい

キャラクターの手に物を持たせるのに、レイヤーマスクを使うと、後から編集する時にとても便利です。

キャラクターと物を別に描いておくことで、後でどちらかの大きさを変更したいなどが簡単にできます。

ここでは、「手」と「物」で説明していきます。

手順

まずは、フォルダーを分けて、キャラクターと持たせたい物を描きます

1．物を手の上に動かします

2．物の方のフォルダーを選択して「レイヤーマスクを作成」をクリックします

3．次に手のフォルダーを選択し、レイヤーパレットの右上のバーで「不透明度」を30くらいまで下げます（隠すところを見やすくするためです）

4．物のフォルダーの、マスクのサムネイルをクリックして「消しゴム」でマスクしたい場所を消していきます

※消しすぎたら、ペンなどで描くことで、マスクを無くすことができます

5．最後に、手の「不透明度」を元に戻して出来上がりです

マスクの場所を固定する

マスクのサムネイルの左に、レ点があります。このチェックを消すことで、マスクの場所を固定しておくことができます。物の場所を微調整したい時に役に立つと思います。

先にレイヤーマスクをする方法もあるよ