【クリスタ困った】塗りつぶしが思い通りにできないのはどうして？

思い通りに塗りつぶすには「ツールプロパティ」が大事

塗りつぶしをすると、思ったように出来ず、はみ出たり塗り残ったりすることがあります。

今回はできるだけ簡単に【ツール→「塗りつぶし」】【サブツール→「他レイヤーを参照」】【ツールプロパティ→その都度変更】で、思い通りに塗りつぶす方法を説明していきます。

まずは思い通りに塗りつぶすために「ツールプロパティ」の変更が必要なことを覚えておこう。

確実に効果が出るための「ベクターレイヤー」の利用

ラスターレイヤーとベクターレイヤーでは塗りつぶしの時にも違いが出てしまいます。ベクターレイヤーの方が思い通りになりやすいので、今回はベクターレイヤーを使った方法で説明していきたいと思います。

※ラスターレイヤーでもツールプロパティの変更によって、効果が出ます。ラスターレイヤーでも同じように試してみてください。

細い所も塗りつぶすには？

細い所が塗りつぶせていない原因の一つに、アンチエイリアスがあります。

ベクターレイヤーの線画では「ベクターの中心線で塗り止まる」が使えるようになります。

ツールプロパティ→「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェックをしてみましょう。

はみ出ないように塗りつぶすには？

はみ出る時は、ツールプロパティ→領域拡縮を「０」にしてみてください。

「領域拡縮」は、塗りつぶす範囲を、狭めたり広げたりする値です。

数値がマイナスなど小さくなると、塗りつぶしが絵の中へ入っていきます。

線がつながっていない絵を塗りつぶすには？

• 「隙間閉じ」の枠をすべて選択した状態の「５」に、
• 「領域拡縮」を「０」に、
• 「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック。
  

鉛筆の線画の、中まで塗りつぶすには？

鉛筆などの線画の中が薄いものは、塗りつぶすと線となじまず、浮いてしまいます。

線画をきれいに塗りつぶしたい時は、「ツールプロパティ」の右下のアイコンから「サブツール詳細」を開いて、「参照先」→「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック→「中心線も含める」にチェックをします。

「中心線も含める」は、「サブツール詳細」の目のマークを付けると「ツールプロパティ」にも表示されます。

さらに、

• 「隙間閉じ」→「２」
• 「領域拡縮」→「５」

にしてみてください。

入り組んだ線画の時に、一気に塗りつぶすには？

線の入り組んだ絵を塗りつぶしたい時、たくさんクリックするのは面倒です

そんな時は、塗りつぶしたい所をドラッグしたまま線をまたげば、一気に塗ることが出来るので、とても早く塗りつぶすことが出来ます。

変更した設定を元に戻したい時は？

ツールプロパティを初期設定に戻したい時は、「ツールプロパティ」の右下のアイコンをクリックします。

サブツール詳細は、「サブツール詳細」の左下の「全設定を初期設定に戻す」をクリックして戻せます。

絵柄によって「囲って塗る」も使ってみよう

絵柄によっては、「他レイヤー参照」よりも「囲って塗る」の方が早い場合があります。

どちらも使ってみて、自分の使いやすいを見つけてみてください。

塗りつぶしにも、ベクターレイヤーがおすすめ